国内で長年貸衣裳事業を展開する株式会社曽我様の、訪日外国人向けプランの販売に向けた取り組みの支援事例です。
同社の最大の特徴は、築地本願寺で撮影できるウェディングフォトプランを提供していること。しかし、その価値を海外ユーザーへどのように伝え、予約につなげるかが課題となっていました。
本件においてOnwords では、ターゲット市場の選定から広告運用、ランディングページ・OTA の改善までを一気通貫で支援。台湾市場の検討タイミングや文化的背景を踏まえた導線設計により、施策開始から約 1 か月で平均単価約 30 万円の予約を 4 件獲得しました。
インバウンド市場への初挑戦。独自の強みをどう伝えるかが課題に
株式会社曽我様は、国内で長年貸衣裳事業を展開してきた老舗企業です。
なかでも「築地本願寺」での撮影許可を保持することが、大きな特徴でした。しかし、訪日外国人向けサービスは今回が初めての取り組み。海外ユーザーに向けてどの市場を狙うべきか、どのような訴求が響くのかといった戦略設計から進める必要がありました。
また、高価格帯のサービスであることから、広告で興味を持ってもらうだけではなく、安心して比較・検討し、予約につながる情報設計も重要なテーマとなっていました。
台湾市場の検討タイミングに合わせ、予約導線全体を設計
まず広告配信やサイトへの流入状況を分析したところ、一定数のアクセスはあるものの、予約まで結び付いていない状況が確認されました。
要因を整理すると、広告の訴求だけではなく、受け皿となる LP や OTA の情報量が十分ではなく、サービス内容や撮影体験の魅力が伝わりきっていないことが課題として見えてきました。
そこで今回は、当社が知見を持つ台湾市場を重点ターゲットに設定。現地のウェディングカルチャーを踏まえ、結婚準備の時期や検討スケジュールから逆算し、需要が高まるタイミングに合わせて広告配信を設計しました。
検索ニーズが顕在化しているユーザーにはリスティング広告を、これから検討を始める層には Meta 広告を活用し、それぞれの検討段階に応じたコミュニケーションを実施。広告だけでなく、予約ページまで含めた導線全体を見直しました。
LP・OTA を改善し、サービスの魅力が伝わる情報設計へ
施策では、広告運用と並行して LP や OTA 掲載内容も見直しました。
期間限定キャンペーンや和装ヘアメイクの内容、衣装プラン、築地本願寺で撮影できる特別感など、ユーザーが予約前に知りたい情報を整理し、比較・検討しやすい構成へ改善しています。
広告クリエイティブについても複数パターンを検証。その結果、「築地本願寺で撮影できる」という場所の希少性だけを訴求するよりも、「人生の節目を特別な場所で残す」「ふたりらしい一枚を残せる」といった撮影体験や情緒的な価値を伝える表現の方が、高い反応を得られる傾向が見られました。
こうした検証結果を踏まえながら、広告配信やクリエイティブの最適化を行いました。

約 1 か月で 4 件の予約を獲得。今後の施策につながる知見も蓄積
施策開始から約 1 か月で、平均単価約 30 万円の予約を 4 件獲得しました。
今回の取り組みでは、広告による集客だけでなく、LP や OTA を含めた予約導線全体を見直したことで、サービス内容への理解を深めながら予約につなげられたことが成果につながったと考えられます。
また、台湾市場では、歴史あるロケーションそのものを伝えるだけではなく、「特別な思い出を残す体験」や「ふたりらしい撮影」といった情緒的な価値を軸にしたコミュニケーションの方が、ユーザーの反応を得やすい傾向も確認できました。
市場特性に合わせて訴求内容や予約導線を設計することで、インバウンド市場への新たな販路づくりにつながった事例です。
株式会社曽我 ご担当者様のコメント
プロジェクトの立ち上げから運用まで、常に我々の目線に立って伴走していただきました。抽象的な相談にも真摯に耳を傾け、具現化してくれた対応力に深く感謝しています。今回の事例にある取り組みは社内でも大変好評で、次のステップへの大きな足がかりとなりました。これからも信頼できるパートナーとして、より深い連携をお願いしたいです。